2025年03月15日

週末シェフの憂うつ

週末シェフの憂うつ

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 数年前の年末にカミさんが外出先で転倒して腕を骨折してしまい家事が出来なくなってしまった。すぐ目の前に迫っている新年のおせち料理の準備もできなくなって急遽ぼくがカミさんの指示を受けながら作ることになった。

 以来慣れない料理で食事の準備をすることになって試行錯誤していたが、半年くらいで幸いカミさんの腕も何とか料理できるまでに回復したので元に戻しても良かったのだけれど、折角料理するという事に慣れてきたので週末の晩飯だけでも作ろうというようになり、週末シェフの誕生となった。

 メニューはカミさんに教わる他にもテレビの料理番組やグルメ関連のバラエティ番組、はたまたYouTubeや料理アプリのクックパッドやデリッシュキッンなど意外と料理に関する情報が身の回りにはあるものだ。

 手順や段取りがまだ手馴れていないのか初めてのレシピで作るのはちょっと緊張する。一度はレシピ通りやってから自分なりのアレンジをしたいなぁ、とは思うのだけれど、脇で見ているカミさんに「これくらいで良いのよ…」とか「それじゃ、〇〇だわよ…」とか言われるとドキッとする。

 やってみて実感するのだけれど、一日三回の食事、それを毎日料理するという事は大変なことだなぁ。料理と一言でいうけど、そこには家族の好みとか、季節の旬とか、家族のための栄養や成人病への配慮、もちろん食中毒なんかの衛生面も大事だしそれに何と言っても家計との相談事でもある。

 それをカミさんはぼくや同居していた両親のために50年近くもやっていたのだから頭が下がる。ぼくは新しいメニューを作るたびに写真を撮って記録しているのだが、それももう250種類以上になった。それでもたった週二回の晩飯のためにいろいろ悩んでいる。ましてや冷蔵庫にある有り合わせの材料で…なんてまだまだ。週末シェフの悩みはつづく。

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posted by gillman at 14:42| Comment(32) | 新隠居主義 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする