新米見習い主夫

この年末年始はいろいろあってただでさえコロナ禍で大変な時に暮にカミさんが転んで腕を骨折してしまった。義父の墓参りに六本木に行った帰り銀座に出たのだけれど、四丁目の角でぼくの少し前を歩いていたカミさんの姿が突然視界から消えた。
バタッと前に倒れて起き上がれない。ぼく一人でお起こそうにも変な体勢で倒れたせいかすぐには起こせないでいると、通りがかりの年配の女性が手を貸してくれた。結局、食事も買い物もせずに帰宅して少し様子を見たのだけれどカミさんは大丈夫と言っていが、念のため医者に行くように勧めた。翌日近所のかかりつけの医者に行くとやっぱり肘のところを骨折していた。というこでギプスで片腕を固定されることに。
こうなると当然料理をはじめ家事はできないことになるのでぼくがやることになるのだけど、料理は昔気まぐれにそれこそ男の料理でソーセージなど手の込んだものは作っていたことはあるのだけれど、肝心の味噌汁や総菜など日常的なものは殆ど経験がない。この歳になるとどちらが入院したりしても不思議ではないので以前から家事全般を覚えておきたいとは思っていたので、今回はいい機会だと思った。という事で、新米見習い主夫の生活が始まった。
カミさんは例年のように自分で作るつもりでお節料理の材料をしこたま仕入れていたので、まずそれを使ってお節料理を作らねばならない。新米主夫にとってはいきなりかなりの難問。毎年栗きんとんはこちらで仕上げを作っていたから要領は分かるけれど、それ以外はどんな料理があったのか筑前煮以外は覚えていない。何とかカミさんの監修と厳しい指導のもとで出来上がって猫たちも怪訝そうではあるがやればできる、と言っているようだ。
バタッと前に倒れて起き上がれない。ぼく一人でお起こそうにも変な体勢で倒れたせいかすぐには起こせないでいると、通りがかりの年配の女性が手を貸してくれた。結局、食事も買い物もせずに帰宅して少し様子を見たのだけれどカミさんは大丈夫と言っていが、念のため医者に行くように勧めた。翌日近所のかかりつけの医者に行くとやっぱり肘のところを骨折していた。というこでギプスで片腕を固定されることに。
こうなると当然料理をはじめ家事はできないことになるのでぼくがやることになるのだけど、料理は昔気まぐれにそれこそ男の料理でソーセージなど手の込んだものは作っていたことはあるのだけれど、肝心の味噌汁や総菜など日常的なものは殆ど経験がない。この歳になるとどちらが入院したりしても不思議ではないので以前から家事全般を覚えておきたいとは思っていたので、今回はいい機会だと思った。という事で、新米見習い主夫の生活が始まった。
カミさんは例年のように自分で作るつもりでお節料理の材料をしこたま仕入れていたので、まずそれを使ってお節料理を作らねばならない。新米主夫にとってはいきなりかなりの難問。毎年栗きんとんはこちらで仕上げを作っていたから要領は分かるけれど、それ以外はどんな料理があったのか筑前煮以外は覚えていない。何とかカミさんの監修と厳しい指導のもとで出来上がって猫たちも怪訝そうではあるがやればできる、と言っているようだ。
そんな主夫生活もひと月を超え、その間にもモモが死んでしまったこともあってぼくも気落ちして体調もすぐれなかったのだけれど、日常の家事で手と身体を動かして忙しくしていることがせめてもの救いになっていたのだろうと思う。ウチは朝食は和食なので、一番大事なご飯と味噌汁は何とか覚えた。ウチは土鍋でご飯を炊くので大変かと思っていたけど、炊く量が毎回同じなので一回要領を覚えれば大丈夫そうだ。
それにしても毎日の献立を考えることは到底無理なのでカミさんプロデュースで見習い料理人の料理担当ということになる。包丁さばきはぼくは左利きなので、見ていて危なっかしくかつ教える時にも教えにくいらしい。ぼくの理想は冷蔵庫にあるもので献立が出来るという事なのだけれど、そんなのはまだ何年もかかりそう。とにかく決められた献立を教えられた手順で…。同じメニューの二度目は先生の目が厳しい。
昨日は二度目の献立、白菜のミルフィーユ鍋。一応材料などはメモを取っているのだけれど…。まずい、すっかり手順を忘れている。カミさんのダメ出し。ハルとレオが「だいじょうぶかよ、オイ」と付きっきりでキッチンから離れない。未だに信頼を得ていない。何とか火にかけ、煮込んで食卓に運んだ。ハルはまだ味の方を心配している。猫にも心配される新米料理人。
それにしても毎日の献立を考えることは到底無理なのでカミさんプロデュースで見習い料理人の料理担当ということになる。包丁さばきはぼくは左利きなので、見ていて危なっかしくかつ教える時にも教えにくいらしい。ぼくの理想は冷蔵庫にあるもので献立が出来るという事なのだけれど、そんなのはまだ何年もかかりそう。とにかく決められた献立を教えられた手順で…。同じメニューの二度目は先生の目が厳しい。
昨日は二度目の献立、白菜のミルフィーユ鍋。一応材料などはメモを取っているのだけれど…。まずい、すっかり手順を忘れている。カミさんのダメ出し。ハルとレオが「だいじょうぶかよ、オイ」と付きっきりでキッチンから離れない。未だに信頼を得ていない。何とか火にかけ、煮込んで食卓に運んだ。ハルはまだ味の方を心配している。猫にも心配される新米料理人。
後でメモをみたら余りにも簡単すぎる。
■白菜のミルフィーユ鍋
・白菜9枚位、豚バラ240グラム位
・白菜と豚バラをミルフィーユ状に重ねる
・白菜の葉と根元の向きを交互に重ねる
・鍋の深さの長さに切って鍋に縦に並べる
・さとう、酒、みりん、醤油を入れて蓋をして加熱
朝はやることが一杯あって手順が大事。ご飯を炊いているうちに並行して他の料理や猫にご飯をやったり仏壇に線香とお茶をあげたりするのだけれど、一つのことをしていると味噌汁の鍋が噴きそうになるし、あっちでは電子レンジで温めていた作業が終わって、早くお皿を出せとレンジがチンチン鳴って急かせる。あたふた、あたふた。
一説によると複数の作業を並行してこなす能力は女性の方が高いらしい。男は一つのことに気を取られると他が疎かになりがちということだけど、こういう事なんだと。もちろん、主な原因は朝食の用意の手順が頭に入っていないこともあるけど…。昨日カミさんのギプスが取れたけれど、すぐには手が自由に使えるようにはならないのでもう暫くは主夫生活も続きそう。カミさんの腕が治っても出来ることは続けてゆこうと思っている。幸い昔から皿洗いは好きなので苦にならないし、料理も覚えたい。
朝はやることが一杯あって手順が大事。ご飯を炊いているうちに並行して他の料理や猫にご飯をやったり仏壇に線香とお茶をあげたりするのだけれど、一つのことをしていると味噌汁の鍋が噴きそうになるし、あっちでは電子レンジで温めていた作業が終わって、早くお皿を出せとレンジがチンチン鳴って急かせる。あたふた、あたふた。
一説によると複数の作業を並行してこなす能力は女性の方が高いらしい。男は一つのことに気を取られると他が疎かになりがちということだけど、こういう事なんだと。もちろん、主な原因は朝食の用意の手順が頭に入っていないこともあるけど…。昨日カミさんのギプスが取れたけれど、すぐには手が自由に使えるようにはならないのでもう暫くは主夫生活も続きそう。カミさんの腕が治っても出来ることは続けてゆこうと思っている。幸い昔から皿洗いは好きなので苦にならないし、料理も覚えたい。

ギプスが取れたのとことで良かったです
奥さまよりも猫たちの目の方が厳しそうに見えますが^^;美味しい得意料理をマスターし、まさに怪我の功名にしてください
これからも、お料理などの家事を続けていかれることを、お願いいたします。ハルちゃんとレオちゃんも、応援してくれてますよ。
自分で思っているほど足は上がっていない、そう感じることがおおくなりました。
お料理の奮闘ぶりを楽しく拝読いたしました。
心配そうなニャンズのお顔が最高です。
料理は慣れ、同じ献立を決められた手順で、が大正解だと思います^^
でも、奥様の監修の下、見事にお作りになられたのですから素晴らしいです。
猫ちゃんたちが心配している様子が失礼かと思いながらも微笑ましいです^^
速く完治しますように。
2にゃんの目が厳しい・・・。
猫ちゃんがいらっしゃるのですね。
かわいい(*^^*)
まず思ったのは、gillmanさんお人柄が素晴らしいです!
うちは、夫が私の言うことを素直に聞く人じゃないので、一緒に料理をすると必ずといっていいほどケンカになります。笑