2024年02月02日

新米主夫から週末シェフに

新米主夫から週末シェフに
 
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 三年前の暮れにカミさんが腕を骨折して料理などの家事が出来なくなったので、急遽新米主夫として料理をするようになった。カミさんの指導でいきなり始めたのが時期的におせち料理だったのは大変だったけど、年を越してからはご飯を炊いて味噌汁ができるようになることがまず覚えることだった。

 今では大分レパートリーも増えてきたのだけれど、去年の夏今度はぼくが腰痛で料理のため長いことキッチンに立つことができなくなって、今は平日は皿洗いで週末だけ料理を作るようにしている。週末シェフといえば聞こえはいいけど、レパートリーは増えたけれど、いまだに冷蔵庫にあるものでその日の食卓を完結するという事は苦手である。

 この日の晩はナスのグラタンと鯛のカルバッチョにしたのだけれど、ぼくがメニューを決めるとどうしても何を飲むかという事からの逆算になってしまう。今はお酒は基本的には週なかで一回と週末だけにしているので…。これも週末シェフだから許されることで、毎日の事だったらそうも言っていられない。


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 週末シェフになって以前よりも料理が好きになったような気がする。義務感と献立を考えるストレスをカミさんにお返ししたことが大きいけれど、逆にカミさんからだけでなく雑誌やテレビなどで新しいメニューを試してみる余裕がでてきたので、それが楽しくなったという事もある。カミさんもそれを楽しみにしている節もある。

 でも、ちょっと寂しいのはレオが居なくなってぼくが調理している時のお目付け役の調理監視団が解散してしまったことだ。カウンターの上ですぐ手を出すレオに「あ、それ食べちゃダメ」とか言いながらワイワイやっていた楽しさは戻ってこない。カウンターの上で大人しくちょっと手持ち無沙汰にしているハルの姿も心なしか寂しそうだ。と、嘆いていても仕方ない。今は精進して幻の調理監視団に☆一つもらえるような週末シェフになりたいと思っている。


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posted by gillman at 21:39| Comment(9) | 新隠居主義 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
新隠居主義。気になる絵でした。
ハルちゃん、額見てますね。
Posted by 夏炉冬扇 at 2024年02月03日 07:25
<ナスのグラタンと鯛のカルバッチョ> 料理の上級編ですね。おいしそうで、ワインに合いそうです。
サイドバーの「古邨と巴水」、この季節にぴったりで、春を待つ気持ちに弾みがつきます。パリのギメ美術館(東洋美術館)に、巴水の雪の日の増上寺の版画があり、見たとたん、はっとしました。
Posted by TaekoLovesParis at 2024年02月03日 10:43
ワインにぴったりのお料理ですね!
豚バラと白菜のミルフィーユ鍋も、我が家でもよくいただきます。
ハルちゃんは手を出さないのは賢いですね。
ウチのも最近は遠巻きに見ているだけ、おかげで少し時間をかけて料理ができるようになりました。
窓辺のハルちゃんは絵になりますね。
Posted by ゆきち at 2024年02月03日 11:17
羨ましいお話しですね。週1でもいいから主夫をしてほしいものですが、ラーメンの時ぐらいです。
Posted by JUNKO at 2024年02月03日 14:56
日本の食事って、数種類作らなければならないから大変ですよね。
こちらは一品で済みますから敷居が低いんですが、その代わり量が多くて、鍋が重すぎて作るのが苦手です。
Posted by めぎ at 2024年02月03日 19:32
週一シェフでも、凄いですね。
私も何か一つくらい、料理を覚えたいですね。
Posted by テリー at 2024年02月04日 07:34
JUNKOさんのおっしゃる通り羨ましいです。
2枚目の白菜と豚バラの鍋、うちもよくやります(^^
Posted by たま at 2024年02月05日 10:44
なすのグラタンも、タイのカルパチョも美味しそう、ワインがすすみますね♪週末に、楽しんで作ってくれるなんて、羨ましいです。
立春ですね、梅花に鷽、美しいな~、節分になるとかけかえるって素敵だなぁ、春が待ち遠しいですね。
Posted by おと at 2024年02月06日 23:21
毎日の献立を考える家内には感謝しか有りません。
Posted by Baldhead1010 at 2024年02月19日 15:52
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