gillman*s Choice...
Spring is Here
ジャズのスタンダードには春の曲が結構多い。Suddenly it's Spring,Joy Spring,Another Spring,Some other Spring,It might as well be SpringやSpring will be a little late this year.なんていう長期予報みたいなタイトルも。
ぼくの好きな春の曲にブロッサム・ディアリーやニキ・パロットがよく歌っているThey say it's Spring.があるけど、これは「皆は春が来たから私もウキウキしているんだっていうけど、そうじゃないの、それはあなたがいるからよ」っていう、いわば恋の歌なのだけど、一方Spring is Here.はタイトルは似ているけど中身は反対だ。
直訳すれば「春はここに」だけれど、下の歌詞のように春が来たってみんなは言うけど、アタシなんかにゃ…というちょっとスネた内容なので、邦題は「春が来たと云うけれど」となっているらしい。
今ではジャズ・スタンダードナンバーになっているが、もとは1938年のミュージカル「私は天使と結婚した」のためのロジャース&ハートのコンビによる作品。そう、あの名曲My Funny Valentineのコンビ。
Spring is Here
[My Best 5 Albums]
(album/artist)
Portrait In Jazz
Bill Evans Trio
ゆったりとしたテンポの曲でしみじみと春を感じる。この曲はボーカルにも何曲か名演がある。歌詞を読むと本当は憂鬱な春なんだけれど…エバンスのピアノはけだるい春と複雑な女心をしみじみとうたっている。ぼくは最近は朝この曲を聴くことが多い。Evansにはこれ以外にも春にちなんで言えば"You must believe in Spring"というアルバムがあるが、これも素敵。
Cool Chris
Chris Connor
語りに近いイントロのところをクリスがちょっとかすれ気味の声で歌い出すとぼくの心は一気に1950年代のあの世界に引き込まれてしまう。といってもその頃はぼくはまだ子供でそれに海の向こうの世界だけれど、まだ男が男で、女が女だった世界の幻想がぼくの深層心理に刷り込まれている。
Sings Ballads
Rosemary Clooney
このアルバムはR.クルーニーのアルバムの中でもぼくの一番のお気に入りのもの。晩年の作品だけれどジャズシガーとしてのロージーの完成形がここにあると思う。この曲ではバックの演奏はエド・ビカートのギターだけ。他の曲もフルバンドをバックにした昔のロージーから変わって、小編成のセッションと語り合うように歌っていて何度聴いても心に響く。
Anita Swings Rodgers And Hart (DT Remaster)
Anita O'Day/Billy May: Orchestra
フルバンドをバックにスキャットで始まるアニタのSpeing is Hereは黄金時代のジャズの輝きに満ちている。ちょっと気だるそうにそれでいてスウィンギーに、白い長い手袋をして舞台の中央に立つアニタの姿が彷彿とするような雰囲気が伝わってくる。古い録音のフルバンドの音もデジタルリマスターで聴きやすくなっている。
さくらさくら Sakura Sakura
Nicki Parrott
ニッキ・パロットは最近ぼくがよく聴くジャズ歌手の一人だ。ちょっと甘ったるい声は一瞬往年のブロッサム・デアリーを思わせるところがあるけれど、歌い方はもう少しモダンでクールっぽいかもしれない。このアルバムでのSpring is Hereもバックはギター一本のみ。それで彼女の巧さが引き立っている。Sakura Sakuraと題されたアルバムは今聴くのにぴったり。April in Paris.など春にまつわる歌ばかり入っている。中でもYou must believe in Spring.が特に素晴らしかった。♪Spring is Here
Spring is here
Why doesn't my heart go dancing?
Spring is here
Why isn't the waltz entrancing?
No desire,
No ambition leads me
Maybe it's because nobody needs me
Spring is here
Why doesn't the breeze delight me?
Stars appear
Why doesn't the night invite me?
Maybe it's because nobody loves me
Spring is here, I hear
(March 2013 revised March 2025)
どうぞ佳き年でありますように。
今年もよろしく。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
明けましておめでとうございます。
本年・2025年も宜しくお願い致します。
ニーチェの有難い?お言葉あり・・・
小生も脱皮したい事が色々ありです!?(=^・ェ・^=)
新年あけましておめでとうございます。
とりあえずはSeesaaブログへの移行を考えております。
「変わりゆくものは仕方がないねと 手を放す 軽くなる 満ちてゆく」
昨日の紅白歌合戦でニューヨークの美しい朝日と共に聴いた「満ちてゆく」の歌詞です。
簡単ではないけれど、軽やかに生きていきたいと思った大晦日でした。
今年も宜しくお願い申し上げます。
私はブログは続けたいので、引っ越し先を考えてます。
Seesaaブログも作ってはみましたが使い勝手が悪い。
松岡先生と同じlivedoorブログの方が編集しやすく、少しずつエクスポートして月単位で地味に移動してます。
nice!機能は移動出来ませんが、コメントもそのまま引っ越し出来るので、まぁ良いかと思ってます。
本日Seasaaブログへ移行完了しました。
https://nyanko-kotetsu.seesaa.net/
レイアウトや使い方はまだまだこれから勉強です。
転送設定しなければss-blogも使えるようなので、3月までは両方ウロウロしながら慣れて行こうと思っております。
どうぞよろしくお願い申しあげます。
今年も宜しくお願いいたします。
毎年楽しみにしている誤変換。今年は「アシカが将軍」に一票!
コラムみたいに更新される欄が好きで、楽しみに読んでいます^^
美しい美術品の数々、空や、ちょっとしたお話も。
ドイツジョーク、面白いですね~♪
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
いつも大変お世話になっております。
私のブログはシーサーブログへ移転いたしました。
今後ともよろしくお願いいたします